BUYERS' RECOMMEND|Vol.38:BIOTOP
2024.04.17

BUYERS' RECOMMEND | あのバイヤーが推す最旬アイテム
Vol.38:BIOTOP

ファッション業界の最前線で活躍する全国のセレクトショップバイヤーの目利きで選び抜かれたアイテムを、そのバイヤーのリアルなコメントと共に紹介する連載企画「バイヤーズ レコメンド」。Vol.38はアパレルの枠にとどまらないセレクトショップ BIOTOP から名物バイヤーが登場。

Text Takaaki Miyake

BIOTOP

BIOTOP ORCIVAL basque shirt

国内外のファッションブランドに加え、感度の高い生活アイテムなど、包括的なライフスタイルの提案を行う BIOTOP へ足を運ぶと、ギフトを買いに行ったつもりなのに、ついつい自分の欲しいモノも見つけてしまったという経験も多いのでは? そんな幅広い魅力的なラインナップをディレクター兼バイヤーとしてセレクトする迫村さんは、この時期は何をオススメするのか?

BIOTOP ORCIVAL basque shirt

「ORCIVAL には沢山のカラバリがありますが、いかにもフレンチなものではなくシックなものが作りたかったんです。定番のホワイト×ブルーではなく、ブルーを残したままバックを黒にするのは、色泣きがあって実は難しいんです。2色のコントラストをパキッと出すために、沢山試行錯誤をしました。

また私自身ボートネックはフェミニンな印象になりやすいので苦手で、首をあえて狭く詰めてもらいました。探しても意外とない配色のボーダー。ユニセックスなので、男女問わず、ハニカム読者さんにも着ていただきたいです!ぜひボロボロのデニムと合わせてください」

1939年にフランス・パリで誕生した ORCIVAL は、長年仏海軍へ向けて耐久性の強いコットン生地を供給してきた歴史を持つ由緒あるマリンウエアブランドだ。もちろん現在ではファッション的な人気も獲得しており、BIOTOP 初となった今回の別注アイテムはフランス製のバスクシャツをベースに、性別を問わずに着用できるデザインで制作。

ユニセックスモデルとしてリリースされた限定のカットソーは、王道のカラーリングではないブラック×ブルーの色味も BIOTOP だけのエクスクルーシブ感を演出している。ボートネックの天巾をインラインよりも狭くデザインすることで、着やすさと一緒にカジュアルな印象もプラス。

厳しい寒さもやっと落ち着き、そろそろ衣替えの時期に突入している人も増えているはず。サラッと着られる手軽さも嬉しい、春服のアップデートにはふさわしい一着となりそうだ。スタイリングには迫村さんがオススメする味のあるデニムとの合わせを楽しんでみては?

ORCIVAL
basque shirt ¥18,150

BIOTOP
https://www.biotop.jp/
https://www.instagram.com/biotop_official/

迫村 岳
株式会社ジュン クリエイティブディレクター / 常務取締役

2001年にJUNへ入社後、ADAM ET ROPÉ と BIOTOP のクリエイティブディレクターに就任。現在は BIOTOP のディレクターとバイヤーを務めながら、常務取締役として統括的なポジションで手腕を振るう。