90〜2000年代初頭の東京・原宿をテーマにA STORE ROBOT とのコラボも
Text Yukihisa Takei
末安弘明 がデザインを手掛ける KIDILL (キディル)が、パリメンズファッションウィークにおいて2025-26FWコレクション“FORMAL ANARCHIST”を発表した。
今回末安は「その当時は深く認識できていなかったけれど、今眺めると、『TUNE』や『FRUiTS』でも活写された当時の原宿の人々と文化には、オルタナティブを生み出す反骨的な気概と型破りな個性の魅力が同時多発的に存在していた」と語り、1990年代後半から2000年代初頭の東京・原宿に着目。
その言葉を裏付けるように、今回は1980年代から原宿ストリートを牽引した伝説的ショップ「A STORE ROBOT」とのコラボレーションも発表。コレクションにおいては、東京だけでなく、ロンドンのレイブとパンクの交差なども表現し、末安が「音楽やアートの嗜好を共有できる友人」と語るブレット・ウェストフォール(Brett Westfall)との共作、KIDS LOVE GAITE(キッズラブゲイト)とのコラボレーションシューズも登場するなど、トライブ感のある取り組みも披露した。
パンキッシュなデザインや配色、サイバーサイバーパンクに通じるメタリックコーディングなど、KIDILLらしさが表現されたコレクションとなっている。
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