窓を通して人々の表情を映し出す東京のポートレートは752ページの大ボリューム
Text Yukihisa Takei
写真家 奥山由之の待望の新作写真集が2023年6月上旬に発売になることが決定した。
「windows」と題された本作は、752ページの大ボリュームで724点の作品を掲載。そのタイトルの通り、不透明な窓を通して朧げに透けて見える室内の日用品を撮影したもので、奥山がコロナ禍の2年半にわたり東京の街を歩き、初めてデジタルカメラを用いて約10万枚を撮影した中からセレクトされたもの。
そこに暮らす人々への想像を掻き立てるような作品群は、このボリュームになることによって、ひとつひとつに意味を持たせない、よりアートフォーム的な印象のものになっていそうだ。
発行元の赤々舎のオンラインサイトでは先行予約が始まっており、500 部限定の特別版の表紙は、外壁を思わせる白色の布貼りで、全冊に奥山によるサイン入り。
[INFORMATION]
奥山由之 写真集『windows』
著者 : 奥山由之 装丁:葛西薫、安達祐貴
寄稿 : 堀江敏幸(小説家) 五十嵐太郎(建築史・建築批評家)
判型:B5 変(H194mm × W205mm)
総頁:752 頁
製本:上製 布装
通常盤 : ¥11,000
特別限定盤(500部限定) : ¥19,800
[CONTACT]
赤々舎
TEL : 075-746-7949
http://www.akaaka.com