HONEYEE.COM編集部員による私的スキンケアレビュー
Vol.20:L:A BRUKET 281 Protective Fluid
最近「メンズもスキンケアを始めている人が多い」とよく聞くものの、すでに商品は氾濫状態。“何を選んだら良いか分からない“という人も多いはず。それならばバスルームが常にスキンケアアイテムで溢れかえる編集部員Mが、使用感やデザイン面を合わせてご紹介しようというこの連載企画。今回は夏に勘違いしがちなポイントを抑えながら一緒にその対策も考えていく。
もはや猛暑ではなく酷暑という言葉にも聴き慣れてきた最近の異常な暑さだが、そんな中でもしっかりと「スキンケアは欠かさず」にということだけはお伝えしたい。とは言えこれだけ気温も湿度も高ければ、「ベタつきが気になるから今の時期は化粧水だけ」という声も聞こえてきそう。その気持ちは分かるが、夏でも保湿は必要不可欠。その理由はズバリ乾燥から来る、肌の内側が乾いてしまうインナードライ肌。表面は皮脂でベタついていても、実は内側がカラカラになっているというのがこの状態で、化粧水だけでは水分の蒸発を防げず、うるおいをキープしようとするために逆に皮脂が過剰に分泌してしまう。
そこで今回はこの時期にも使いやすい、L:A BRUKET の乳液をご紹介。L:A BRUKET はスウェーデンの西海岸に拠点を置き、「イノベーションは化学成分ではなく自然から生まれる」という哲学を掲げる天然オーガニックスキンケアブランド。スパ文化の根付く沿岸都市のヴァールベリで2008年に誕生以来、肌だけでなくヘアケアのオーガニック製品も開発してきた。
ブランドの特徴は、肌の調子を徐々に整えて美しく健康な状態を長く保つことを目的にしていること。つまり短期間で劇的な改善などを目指すのではなく、毎日のスキンケアルーティンを通じて、健康的なライフスタイルの一部として継続できるように設計されている。
そして L:A BRUKET 独自の特徴と言えるのが、Algica®と呼ばれるスウェーデンで作られたバイオテクノロジー成分だ。乾燥ダメージなどから肌を守るだけでなく、テカリを抑えてバランスを整える性能を持っている。このAlgica®を配合する 281 Protective Fluid は、知らぬ間の潤い不足と気になるテカリにも対応できる、今の時期にピッタリな一石二鳥のアイテム。テクスチャーは少しこってりとした印象なのに、肌の表面でユルユルすることがなく、肌馴染みが良いのも好ポイント。ハーブのような爽やかさを感じさせる香りも印象的だ。